生産性や効率性向上のため、自社業務を委託している企業は多いです。
コールセンターもそうです。
沢山の企業が委託しています。それを物語るように、コールセンター事業(BPO)を請け負う会社は増加傾向です。小さい会社が本当に多くなってきました。
委託をする企業としては、自社でやるよりも安い金額でやってくれるので良いと思うかもしれません。もちろん、ちゃんとやってくれる会社なら良いのです。
委託したとたん、多くの会社から聞かれるのが
「こんなハズではなかった」
という言葉です。
思ったより品質がヒドいという嘆きです。
期待値が大きければ、そういうことも起きます。
企業の方に申し上げるのですが、いまは派遣法も変わり人件費が高騰しています。
以前は安い人件費でできた業務も、特にBPO業務のような労働集約性が高い業務の場合は、自社でやるより安い!とは必ずしも言えません。
BPO業務において
早い・安い・ウマイ!の三拍子揃うことはありません。
自社よりも安くて、上手に業務をやってくれる・・・というのは幻想です。
早い、というのはシステムや運用構築をしっかりすることで、それまで自社でできなかった部分を解消できることもあるので、早くできることはあるかもしれません。
ですが「安い」「ウマい(=良い品質)」はないです。
何故自社でやるよりも、安くて良い品質でできるのか。
考えればわかることです。
契約上、短期的に「安い」はあります。
ですが「良い品質」というのは「価格の範囲内で」という条件が付くことをお忘れなく。
値切れば値切るほど、質は低くなります。
どうぞお忘れなく。
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